設立趣意書

世に『発達障害』という言葉が広まって10年。認知度は高まりましたが、生活実態が理解されているとは思えません。放課後等デイサービスなどの子ども支援は増えましたが、家族のことは相変わらず置いてけぼりです。現在豊中で発生し続ける児童虐待の裏側にもこの発達障害の影が潜んでいます。

共稼ぎ世帯、シングルマザーが増える中、発達に課題のある子どもも確実に増えています。早期発見、早期療育が声高に謳われますが、共働き家庭やシングルマザーがこれに対応するのは大変困難です。生活のために働かねばならないとき、保護者は子どもの将来と生活を天秤にかけることになります。そして、軽度発達障害と言われる子どもたちは社会的自立の場に立つ時、定型発達の人々と同じ土俵で、何の福祉的な支えもなく生きていかねばならないという厳しい現実が待っています。

これらの問題に対処していくには、学校・行政・支援団体、三者の協力体制無くしては非常に困難です。私たちの活動が広がることによって、学校での混乱した現場状況は改善され、行政は『発達課題のある子どもとその家族が、安心して生活できる市』になると考えています。

 

現在、軽度発達障害の親のために支援があるのかというと、何もありません。

 

私たちは、『社会的に自立したいけれど難しい』保護者や、孤立しがちな保護者の方たちと繋がりあい、居場所、情報、就労など、子どもを犠牲にすることなく社会的自立を果たせるような支援を目指しています。親の心の安定は子どもの成長にも大きな影響を与えます。これが私たちが考える、行政・学校・支援団体の協力体制から生まれるメリットです。

私たちは保護者の心のはけ口や物理的な支え、孤立を防ぐための繋がりを作っています。また子どもに対しては、一緒の時間を過ごしたり、食事をともにするなど、大人との関係の深まりや当事者同士の繋がりなどにより、より良い成長を促していける環境づくりにをしています。これらの活動はこんぺいとうカフェを作る会のメンバーだけではなく、皆様のお力添えなくしては達成できない大きな目標です。『いつも怒られるダメな自分』ではなく、『将来を夢見られる』子どもたちが育つ素晴らしい環境へ。