不登校は不幸じゃない~イベントに参加して思うこと

今日は全国100か所で行われた『不登校は不幸じゃない』というイベントに参加してきました。

不登校は発達に凸凹のある子にとって、やっぱり避けにくい問題なのかなと感じているからです。

豊中市の小学校の不登校状況は181人に1人。
中学校に上がると32人に一人と跳ね上がる。

だけど、この数字はあくまで『不登校』という枠組みの中での計算の人数。
『不登校』って、年間30日以上の欠席した者のうち、病欠や経済的理由を除いた者のことを言います。
つまり、行き渋りであっやり、保健室登校であったり、放課後までに学校に来る等何らかの形で『出席』を認められていたら、授業を受けられていなくても『不登校』の人数にはカウントされていない可能性が濃いわけです。

不登校児童の中には発達に凸凹のある子も多いという話を耳にされたことがある方もいると思いますが、ここもよく考えていただきたいんですよね。
病欠は不登校の対象にならないんです。
診断を受けており、発達の凸凹を理由に欠席しているっ場合、これは『病欠』にカウントされている可能性もあるわけです。

こうなると、何を信用したらいいの?という感じになってきます。
数や統計の根になる部分がものすごくあやふやな状態ですね。

こういう数のお話を以前から知っていたのですが、現実に『不登校』を身近に感じる経験て、あまりないと思うんですよね。
何となく、『学校にいけないことはよくないこと』のような雰囲気が世間的にあるんだろうなと思っています。
学校の知り合いの方に久しぶりに会って「最近どう?」と軽い気持ちで聞いた時に

「うちの子学校行かれてなくて…」

なんて答えが来たら、『しまった』という気持ちになりませんか?

 

今日のイベントには不登校経験のある方、今お子さんが不登校真っ最中の方がいらしていて、とても参考になるお話を伺わせていただきました。

経験者の方は

・行かないといけないとは思っていた
・将来にも不安を感じていた
・でも怖くて行かれなかった
・先生の訪問は恐怖だった
・学校の話題はできるだけ避けたかった

というお話をされていました。

不登校児童は周囲をよく見て感じ取っていて、まじめに悩むからしんどくなるというようなお話もありました。
何も考えていないわけじゃないんですよね。
考えすぎちゃうから、しんどい。

親は親で、学校に行くことが『当たり前』の世の中の中で、我が子がその道から外れることをひどく恐れます。
それは世間体が気になる場合もあるでしょうし、将来のことが心配だからという理由もあるでしょう。

義務教育を終え、高校、大学と進学し、就職。
でも、義務教育すら行かれてない場合、どう就職するんだろう?
ちゃんと衣食住足る生活を営めるんだろうか?
不登校になってしまったら、どこか受け皿はあるんだろうか?

そういう疑問が親の頭の中にはいっぱいで、だからといってその不安を払拭できるだけの情報を収集するのは難しく、ただ焦りばかりが募っていく。

不登校を経験した当事者の方も、「実は不登校でした!」と自ら切り出してくる人ってなかなかいないですよね。
当事者の方も、不登校時は非常に苦しんでおり、『行かれなかった自分』を自らさらけ出していくのはやはりしんどいことだろうと思います。
そして、小・中で行かれなくなってしまっても、その後どのような道があるのかを示してくれるところは公的には見当たりません。

本当は、学校に行かなくても大丈夫になる方法はあるのかもしれません。
ただ、そういう情報の発信は少ないんですよね。

今回のイベントの発起人である小幡和樹さんが執筆された本があります。
不登校=悪
ではない。
一つの選択肢に過ぎない。
でも、学校に行かない選択をしたら、こんなことはしておいたほうがいいと思うよ、というような話などが書いてあります。
不登校歴10年という経験者が執筆した内容は、なかなか奇想天外で興味深い内容でした。

 

でもね、小幡さんも書いていらっしゃるんだけど、『学校に行かない』選択は決して楽な選択ではない。
当人も、家族も、決して楽ではない。
でも、その選択肢が必要なこともあって、そういう時には社会的受け皿がやっぱり必要なんだろうと私は思うんだよね。
181人に1人の小学生が、32人に1人の中学生が、『学校に行かない』選択をするのだから。

 

学校は行かなくてもいい ――親子で読みたい「正しい不登校のやり方」 小幡和輝 著

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