発達凸凹の不思議~~一杯いっぱいで引き起こされること

日々目いっぱいアンテナを張って頑張っている凸凹さんたちですが、ストレスも目いっぱいです。

そこに

「もっと頑張れ!」

「なんでできないの?」

や、苦手な物事…例えば新しい環境、新しい出来事、いともと違う予定、騒々しさ、お友達関係の複雑さなどが入ってきた場合どうなってくるのでしょうか。

先の見通しを立てるのが苦手な凸凹さんたちは、とても不安になります。

これからどうなっちゃうの?
何が始まるの?
いつ終わるの?
頑張ってるけどどうしてできないの?
またダメな子って思われた。嫌われちゃった…
また怒られちゃうのかな…
我慢できないほどうるさいんおはいつ終わってくれるの?

等々

不安やストレスが募ると、不安症状が出ます。

例えば、心因性の腹痛や頭痛など、特に身体的な理由もないのに痛みを訴えられるのがそれです。特別病気というのではなく、心の問題でこうなるのです。

 

不安やストレスがたまってくると、自分の身体的機能を制御できないような状態になることもあります。
聴覚過敏の凸凹さんが大きな音にさらされ続け、普段は表現してこない視覚的な光への過敏さを訴えるというような感じです。
一つのことがオーバーフローすると、すでに情報処理の追いついていない頭脳はほかの感覚も制御できなくなるのかなと私は考えています。

 

中には固まってしまう凸凹さんもいれば、パニックを起こす凸凹さんもいると思います。
パニックが起きているときのことをわが子に尋ねてみたことがあります。
パニックの最中に何を言ったのか覚えているのかどうかと問うと、回答は

「よく覚えてない…」

でした。

またパニック中によくこんなことを言っています。

「こんなふうになりたいわけじゃないのに!!」

つまるところ自分ではどうにもできないのだということだけはよくわかりました。
そうなると、自分のことを自分でどうにか制御できないということになります。
これは非常に不便で、なんとも不安なことでしょう。

 

自分でどうにもできないことを努力で補えと言われたり、ダメなやつだとレッテルを張られたりすれば当然自己肯定感が下がります。
発達凸凹さんに対してもっとも気を付けてあげないといけないことの一つ、それが自己肯定間の維持や向上ではないかと思います。

 

どうしても自己肯定感が下がりがちな評価を受けることがしばしばなのです。
自己肯定感が下がれば、自分が信用できなくなったり、人が信じられなくなったり、人と接することが怖くなったりします。
これが鬱や引きこもり、登校拒否などの二次的な障害へとつながっていくのです。
これは何としても避けたいですね。

 

発達凸凹さんが健やかに、自分を肯定して生きていかれる生活には、周囲の理解が大変必要なのです。

 

広野ゆいさんの講演での

「できないことをできるようにするのではなく、その人の良いところ、できるところを伸ばす。」
という言葉は、まさに周囲の理解あってこそだなと思わざるを得ません。

 

凸凹さんの周囲にいる人たちは、凸凹に関する基礎的な知識をぜひとも持っていてほしいなと思います。
お互いに、快適な生活を送るために。
良かれと思っていることが、相手を追い詰めることにならないように。​(これはとても悲しいことですよね!

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